PALSプロバイダーコース
コースの特徴

PALSは小児患者の呼吸器系や心血管の緊急事態および心停止の処置を指揮する、またはこれに携わるヘルスケアプロバイダーを対象としています。また受講前準備、理論的な説明、スキルステーションとシミュレーションケースへの積極的な参加により、呼吸器系緊急事態、ショック状態、心肺停止を認識し、介入する能力を身につけることができるようになります。

受講対象者

・医療従事者(医師、看護師、救命士など医療国家試験有資格者)
・医療系学生(医学生、看護学生、歯学生等)
・その他医療関係者


アメリカ心臓協会(AHA)の作成したビデオを見ながら、熟練したインストラクターが丁寧に指導いたします。 グローバルスタンダードと世界中でも評価されているアメリカ心臓協会(AHA)のコースとなり、コース修了者には国際ライセンスカードが付与されます。
医療従事者を対象としたコースです。一般の方はご受講いただけません。

PALS コースを受講する前に*受講前自己評価を完了し、70 %以上の正答率に達成する必要があります。また、評価の結果(スコア)を印刷して受講受付時の提出が求められます。
*心電図(リズム認識)、薬理、および実用的応用の 3 つについて受講者の知識を評価するためのオンラインツール
実施手順はこちら



コース基本情報
受講時間
2日間(18時間程度)
受講条件

下記いずれかの資格保有が必須

・AHA BLSプロバイダー/インストラクター資格保有者(有効期限)
・AHA PEARSプロバイダー/インストラクター資格保有者(有効期限)
・AHA PALSプロバイダー/インストラクター資格保有者(期限不問)

当日必要な教材
・ PALSプロバイダーマニュアル AHAガイドライン2020準拠(電子版も可)

内容

・コース概要
・乳児、小児に対するBLS/AEDの復習
・重症の疾患や外傷のある小児に対する体系的アプローチ
・心停止の認識と管理
・効果的な蘇生チームダイナミクス
・呼吸窮迫および呼吸不全の認識と管理
・呼吸器系緊急事態の管理に関するリソース
・ショックの認識と管理
・循環器系緊急事態の管理に関するリソース
・徐脈、頻拍の認識と管理
・心停止の認識と管理
・蘇生後管理

筆記試験
あり
実技試験
あり
合格基準

・全てのコースプログラムへの参加
・実技評価の基準を満たすこと
・筆記試験の正解率が84%以上であること(42問/50問中)

 *筆記試験結果が84%未満の場合は当日1回のみ再試験を行う

標準受講料
42,980円(税込)
合格認定証


PALS Provider eCard(有効期限2年間)
時間割
1日目所要時間内容
30分受付
5分挨拶、本日の予定、インストラクター紹介
Lesson 15分PALSコースの概要
Lesson 210分小児蘇生の科学
Lesson 345分小児に対するBLSとスキルテスト
Lesson 430分乳児に対するBLSとスキルテスト
Lesson 560分チームダイナミクス・CPRコーチ
Lesson 660分体系的アプローチ、二次評価
Lesson 760分呼吸器系緊急事態の管理&実技
Lesson 860分ショックによる緊急事態の管理&実技
Lesson 960分不整脈による緊急事態の管理
Lesson 1015分心拍再開後の管理
2日目所要時間内容
30分受付
Lesson 11150分ケースシナリオ実習(循環血液減少、下気道、上気道、心静止(PEA)、肺組織、血液分布)
Lesson 12150分ケースシナリオ実習(SVT(VT pulse+)、VT(pulse-)、閉塞性、心原性、呼吸調節、徐脈)
試験75分ケースシナリオテスト(1人1例ずつ) 実技8分+4分チームでディスカッション
60分筆記試験
閉会10分試験結果発表、修了式

※時間割は一例です。詳しくは各トレーニングサイトへお問い合わせください。