PEARSプロバイダーコース
コースの特徴

PEARSは日常的に乳児や小児の蘇生行為を行っていないプロバイダーの研修ニーズをより満たすために開発されました。一次救命処置(BLS)スキルはすべてのヘルスケアプロバイダーに重要だが、小児を処置する全てのプロバイダーが小児二次救命処置(PALS)で教わるすべてのスキルを利用しているわけではありません。多くのプロバイダーは、致死的な状態に陥る可能性のある小児を認識し、より熟練のプロバイダーの応援を積極的に求めなければなりません。そうした小児を認識することが予後の改善に最重要であるため、本コースでは小児の管理よりも、小児の評価および認識スキルの向上に重点を置いています。

受講対象者

・医療従事者(医師、看護師、救命士など医療国家試験有資格者)
・医療系学生(医学生、看護学生、歯学生等)
・その他医療関係者
・保育士/幼稚園教諭
・養護教諭


アメリカ心臓協会(AHA)の作成したビデオを見ながら、熟練したインストラクターが丁寧に指導いたします。 グローバルスタンダードと世界中でも評価されているアメリカ心臓協会(AHA)のコースとなり、コース修了者には国際ライセンスカードが付与されます。



コース基本情報
受講時間
1日間(8時間程度)
受講条件
AHAガイドラインに準拠した質の高いCPRが行える方
当日必要な教材
・ トレーニング用ポケットマスク(小児用)

※乳児に対する実技練習の際にポケットマスクからマウスピース部を取り外し、会場で用意した乳児用マスクを接続して乳児に対する人工呼吸法を学びます。受講当日は「マウスピース部を取り外しできるタイプ且つ一方向弁つき」のポケットマスクをご持参ください。上記要件を満たさない製品をご持参された方は、当日の会場で再度ご購入いただく場合がございます。感染症予防の観点からもご協力賜りますようお願い申し上げます。

・ PEARSプロバイダー マニュアル AHAガイドライン 2015準拠

本書はAHA(アメリカ心臓協会)が全国各地で開講する「PEARSプロバイダーコース」の受講に必要な教材です。2015年に改訂された現在最新の版となっています。

内容

・コース概要
・重病または重症な小児へのPEARS体系的アプローチ
・第一印象と反応
・気道と呼吸:一次評価と呼吸障害の判定
・呼吸障害の管理
・呼吸器系緊急事態の管理に用いる器具と手技
・呼吸ケースディスカッション
・循環、神経学的評価、全身観察:一次評価とショックの判定
・循環器系緊急事態(ショック)の管理
・循環緊急の管理のための器具と手順
・ショックケースディスカッション
・BLS習熟度テスト
・効果的なチーム力学
・心停止の判定と管理
・ケースのまとめ

筆記試験
あり
実技試験
あり
合格基準

・全てのコースプログラムへの参加
・実技評価の基準を満たすこと
・筆記試験の正解率が84%以上であること(27問/32問中)
 *筆記試験結果が84%未満の場合は当日1回のみ再試験を行う

標準受講料
18,480円(税込)
合格認定証


PEARS Provider eCard(有効期限2年間)
時間割
開始終了内  容
受付8:309:00
開会9:009:05はじめの挨拶・コースの紹介
Life is Why9:059:15Life is Why アクティビティ
コースの概要9:159:20コースの概要
小児蘇生の科学9:209:30小児蘇生の科学
小児および乳児に対するBLS9:3010:35小児に対する質の高いBLSの実習
小児に対する質の高いBLSテスト
乳児に対する質の高いBLSの実習
乳児に対する質の高いBLSテスト
休  憩
体系的アプローチ10:4011:50体系的なアプローチおよび初期評価の概要
初期評価ビデオケースのディスカッション
一次評価
一次評価ビデオケースのディスカッション
11:5012:50昼  食
呼吸器系緊急事態11:5013:10呼吸器系緊急事態の管理
13:1013:45呼吸器系ビデオケースのディスカッションと気道確保
13:4513:50休  憩
循環器系緊急事態13:5014:10ショックによる緊急事態の管理
14:1014:45ショックビデオケースのディスカッションとショックの管理
14:4514:50休  憩
チームダイナミクス14:5015:15チームダイナミクス
総まとめ15:1516:25総まとめ
16:2516:30休  憩
知識評価16:3017:15映像を用いた試験
17:1517:30試験結果発表、修了式

※時間割は一例です。詳しくは各トレーニングサイトへお問い合わせください。