救急救命の場に居合わせた人のことを、バイスタンダーと呼びます。
もしあなたの目の前で、心肺が停止した人がいた場合、あなたはためらわずに応急処置を施すことはできるでしょうか。
あなたがバイスタンダーとなった場合に、救命処置の方法を知っていれば適切な処置を行う事で目の前の人の命を救うことができるかもしれません。
救命処置は医療関係者だけのものでなく、全ての人が覚えておくべきスキルだと言っても過言ではありません。

一次救命処置の目的

心肺停止となった方の命が助かるかどうかは、心肺停止になった状態からいかに短時間で救命処置が行われるかどうかで大きく左右されます。

httpwww.tfd.metro.tokyo.jplfekyuu-advjoukyuoukyu-01より引用

これは救命曲線と呼ばれ、心臓と呼吸が止まってからの経過時間と救命可能性を表したグラフです。
ご覧のとおり、時間の経過とともに救命の可能性が減少しています。例えば、救急車が出動してから現場に到着するまでの平均時間は、東京都内で7分19秒(平成29年※東京消防庁報告より)となっています。心肺停止状態のまま救急車の到着を待っていることは生存可能性を少しづつ減少させてしまっていることにつながるということです。

日本ACLS協会では、医療関係者の方だけでなく、一般の方への心肺蘇生法の普及を行っております。それは、一人でも多くの人が一人でも多くの命を救えるようにする為であり、当協会の存在意義だと考えております。

≫一次救命処置講座を受けた一般の方のインタビュー

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