ACLS EPの資格はどこで取得できる?講習内容は?

ACLS EPの資格取得には、AHA(アメリカ心臓協会:American Heart Association)と提携し、AHA公認ライセンスを発行できる団体にて各種講習を受講する必要があります。

日本ACLS協会は、AHAと正式に提携しているITC(国際トレーニング組織:International Trainig Center)です。
AHAのBLS(一次救命処置:Basic Life Support)、ACLS(二次救命処置:Advanced Cardiovascular Life Support)、PALS(Pediatric Advanced Life Support)、PEARS(Pediatric Emergency Assessment Recognition,and Stabilization)、また一般向けのハートセイバーファーストエイドCPR AEDコースの受講者、BLS・ACLS・PALS・PEARSインストラクター等を養成しています。

ここでは、ACLS EP資格取得ができる日本ACLS協会の各地トレーニングサイト・トレーニングラボのご紹介と、各種コースの講習内容、事前学習の必要性をご紹介します。



ACLS EP資格が取得できるトレーニングサイトはココ!

ACLS EPなどの資格は、全国各地にあるトレーニングサイトにて開催している各種コースに参加し合格基準に達することで取得することができます。
コースの開催や指導者の育成を行う組織であるトレーニングサイトでは、すべての診療科の医師、看護師、救急救命士、コメディカル、そして一般市民も参加していただくことで、地域の救命の連鎖の普及を目指しています。

※開催会場は各地のトレーニングラボもしくは病院等の施設など、開催コースにより異なります。詳しくは各トレーニングサイトにお問い合わせください。

各トレーニングラボでも各種コースを開催しています!

トレーニングラボは、国内でも数少ないCPR関連スキルの専用トレーニング施設です。土日はもとより平日にも各種コースの開催をしておりますのでぜひご利用ください。

また、トレーニングで使用する資機材も豊富で大規模なトレーニングを行うことができるため、団体での受講に最適です。病院や法人、任意団体など団体での受講をお考えの担当者様もぜひご検討下さい。

東京トレーニングラボ

当協会保有会場の中で最大規模の会場である東京トレーニングラボは、年間開催数および受講者数 全国1位を誇ります。毎月、曜日ごとに全てのコースを開催しており、コアなニーズにも対応可能です。

〒105-0022 東京都港区海岸1-15-1 スズエベイディアム2F
Tel:03-6435-9530

大阪なんばトレーニングラボ

平日、土日祝日共に各種コースを開催しています。(月曜・金曜は不定期開催)平日は開始時刻が曜日により異なるため、ご都合に合わせて日程を選択していただけます。
南海難波駅、近鉄・阪神大阪難波駅、地下鉄なんば駅、JR難波駅のほぼ中心地に位置し、大阪(伊丹)空港からの直行バスのバス停もビルのすぐ近くにあるためアクセス良好です。

〒556-0011 大阪府大阪市浪速区難波中1-10-4 南海SK難波ビル5階
Tel:06-6710-9905

福岡天神トレーニングラボ

福岡天神トレーニングラボは、心肺蘇生法教育専用施設として九州最大の繁華街である福岡市中央区天神の中心部に位置しており、西鉄電車、西鉄バス、市営地下鉄からのアクセスも大変良好です。
BLS、ACLSコースは平日も開催。ご都合に合わせた受講が可能です。また、ACLS-EPコース、PALSコース、PEARSコースも定期開催しており、よりスキルアップを図れます。

〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神4-1-18 サンビル6階
Tel:092-717-2352

船橋トレーニングラボ

JR船橋駅、京成船橋駅から徒歩約8分とアクセス良好な船橋トレーニングラボは、心肺蘇生法の普及のための千葉県北西部でのコース開催の拠点として、平日、土日祝日ともにAHA各種コースを開催しています。

〒273-0011 千葉県船橋市湊町2-5-1アイカワビルディング4階
Tel:047-468-8912

ACLS EPの講習内容は?

ACLS EPコース

ACLSの修了者を対象に、心血管系・呼吸器系・代謝性・臨床薬理と中毒・心拍再開後の処置など、アルゴリズムを覚えるACLSコースとは異なり、症例ベースにディスカッションを行い、スキルを高めます。

講習内容
ACLSの例外、特殊な蘇生や心停止前の状態の症例についての知識と技術の習得します。
  • 心血管系(STEMI,nonSTEMI,Strokeなど)
  • 臨床薬理と中毒
  • 呼吸と代謝(アナフィラキシー、喘息、DKAなど)
  • 心拍再開後の治療(低体温療法)
  • ACLS EPサーベイ、鑑別診断(SAMPLEヒストリー、5H1T)などを用いて種々のケースについてディスカッションします

ACLS EPコースの詳細はこちら

ACLS EPインストラクターコース

ACLSの知識をもっと深めたい、複雑かつ特殊な状況下での蘇生の技術をさらに強化したい、より上位のACLSを学びたいと、意欲をもって臨んでいるACLS EPコース受講生を指導するための技術を学びます。

講習内容
  • テストステーション及び学習ステーションの運営
  • 学習ステーションの練習
  • 筆記試験

ACLS EPインストラクターコースの詳細はこちら

ACLS EPの各コース受講前には事前学習が必須です!

ACLS EPコースの受講にはコース開始時のACLSプロバイダー試験に合格することが条件となっており、試験の総合的な判断で不合格となった場合は、EPコース自体の履修は困難と判断しご参加いただくことができません。この厳しい条件をクリアするには、充分な事前学習が必要となります。

「ACLSプロバイダーマニュアル AHAガイドライン2020準拠」と「ACLS EP マニュアル&リソーステキスト AHAガイドライン2015準拠」を用いてしっかりと準備されることをお勧めしています。

「ACLS EP マニュアル&リソーステキスト AHAガイドライン2015準拠」については、株式会社シナジーによる直販のみの取扱となるため、ACLS Pressではお買い求めいただけません。
株式会社シナジー 販売ページはこちらから▶
【コラム】ACLS試験の教材・テキストはどこで手に入る?
ACLS EPコースに必要な教材をピックアップ。
続きを読む